なぜ工事部門が弱いのか

建設業ポケット実務 3

 
著者
中村秀樹
(日本コンサルタントグループ 建設産業システム研究所)
定価
本体1,100円(税込)
判型
新書判 並製 148頁
初版発行
1990年2月1日
ISBN
978-4-88916-128-1

“利益は現場から生まれる”を積極的にとらえ直してみよう。「見積り上の事前原価、実行予算上の標準原価は、平均的な数値である。工事現場の不利な条件を最小限に食い止め、有利な条件を最大限に生かして、プラスαの利益を出す。原価の最小値を追求し、その現場の知恵を新しい現場の利益創出へ役立てる。施工中であっても最終利益を絶えず計算している。さらに、現場の利益(粗利益)があって、初めて一般管理費、経営経費、研究開発費がまかなえることを十分理解している」。予算枠内にただ原価が収まればOKだという考え方は失格である。

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目 次

  • 第1章 なぜ工事部門が弱いのか
    1. 事例検証
    2. 弱い会社の共通点
    3. 工事部門診断
  • 第2章 組繊づくりとリーダー育成
    1. なぜコミュニケーションがとれないか‥
    2. リーダー制度の試み
    3. リーダーの育成
  • 第3章 工事部門の原価管理体制
    1. コストダウン三つの仕組み
    2. 粗利益の考え方
    3. 実行予算の活用ポイント
    4. 原価管理の診断例
    5. 強い工事部門への原価管理体制
    6. 現場カルテの利用
  • 第4章 工事部門の会議体
    1. 現場代理人会議の進め方
    2. 現場代理人会議の実施例
    3. 施工検討会
  • 第5章 現場マンの評価
    1. 現場マン評価の実態
    2. ある企業への評価提案例
    3. 評価のむずかしさ
    4. やる気を出させる評価とは
  • 第6章 指導体制と人づくり
    1. 全社のバックアップ体制
    2. 社内研修の活用
    3. 工事部門の日々の指導
    4. 人づくりのポイント
  • 工事部門強化に向けて