第五版 実践危機管理読本

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第五版 実践・危機管理読本  
著者
藤江 俊彦
定価
本体2,200円(税込)
判型
A5判 並製 298頁
初版発行
2016年6月24日
ISBN
978-4-88916-513-5
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企業・官庁等組織の総務・広報担当者必携!!
まさかの時役立つ危機管理・リスクマネジメントの決定版!

リスクマネジメント・危機管理の基本的な考え方や実践的な対策、広報対応までこれ1冊でわかりやすく! イスラムテロや震災等、新しいリスクにも対応した『実践危機管理読本』最新版!
◆日本リスクマネジメント学会 2008年学会賞受賞

【「まえがき」より抜粋 】

二十世紀末から始まった社会変動や価値軸の転換は、新世紀に入ってさらに激しくなり、その中で個人も組織もかつて経験したことのない多様なリスクに取り巻かれるようになった。

〜〜

そのためかつてないほど危機管理やリスクマネジメントへの関心が高まっている。ただその割にはほとんどのケースが不測事態の発生時にその場限りの緊急時対応をするのみで、平常時からのリスクマネジメントがなされていない。もともと経営にその意識が根付いておらず、戦略的で組織的な体制づくりが不十分であるように思える。

リスクマネジメントや危機管理はすでに多くの著書・論文も発表されているが、基本的な考え方と実践的な対策、広報対応までを一冊に分かりやすくまとめたものが少なく、それを意図したのが本書『実践・危機管理読本』である。


目 次

  • 第一章:リスクと危機のマネジメント
    1. リスクと危機の概念と分類
    2. リスクマネジメントと危機管理
  • 第二章:経営と社会的責任(SR)
    1. 組織経営の有効性と効率性
    2. 企業の社会的責任(CSR)
    3. コンプライアンスとビジネス倫理
    4. 組織風土と組織文化の影響
    5. 内部統制とリスクマネジメント、ガバナンス
    6. 環境経営の社会的意義
  • 第三章:リスクマネジメントの手法と展開
    1. リスク処理手段(リスクトリートメント)
    2. リスクの調査と予測
    3. リスクマネジメントの目的
    4. リスクマネジメントの三つの局面
  • 第四章:危機管理体制の整備
    1. リスクマネジメント組織の体制整備
    2. 通報システムと連絡網
    3. 緊急対策本部の設置と役割
    4. 危機管理マニュアルの策定
    5. トレーニングの必要性
  • 第五章:緊急時の広報・広告とマスコミ対応
    1. 緊急時のマスコミ取材と報道
    2. 緊急時のマスコミ対応と記者会見
    3. 広告への危機管理と対応
  • 第六章:危機のケース別実践対応
    1. 危機ケース別対応の実際(1)
    2. 危機ケース別対応の実際(2)
  • 第七章:グローバル社会での危機管理
    1. 増加している海外でのクライシス
    2. 現代的リスクの傾向とレベル
    3. 海外での危機管理体制づくりのポイント
    4. テロ事件への備え
    5. 誘拐、人質監禁事件への対応
    6. 日本への武力、テロ攻撃への国民保護
  • 第八章:自然災害への危機管理
    1. 多発する自然災害
    2. 災害管理型リスクマネジメント
    3. 事業継続管理(BCM)と事業継続計画(BCP)
    4. 災害マニュアルの位置づけと構成内容
    5. 災害への事前対策
    6. 災害後の復旧対策
    7. 東日本大震災に学ぶ教訓
      ―見直すべき大規模災害への備え